君の声



なんだかそわそわして眠れなかった。

だからとうとう、観念して瞼を開いていった。



なぜかついている、消したはずの部屋の電気。

影の正体は、私の体を覆うように四つん這いになっている人。

私は、まるでベッドに押し倒されたかのような体勢になっていた。

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