気まぐれ猫系御曹司に振り回されて
凜香は言われるままに目を閉じた。唇の間に柔らかなトリュフが挟まれたかと思うと、それを押し込むように彼の唇が押し当てられ、繊細なトリュフが二人の唇の間で瞬く間に形を失っていく。その濃厚な味と香りに誘われるように、互いに舌を絡ませ唇をなぞり、味わう。
「あぁ……すごいな……本当に蕩けていく……」
透也が唇を離して甘い声をこぼした。
「ね……そうでしょ」
凜香は吐息混じりの声で続ける。「行き詰まったときとかストレスを感じたときは、金曜日みたいに屋上で一人でトリュフを食べるの……。そうして頭の芯まで蕩けたら心が癒され、気持ちがリセットされてまたがんばれる」
「あの色っぽい声は頭の芯まで蕩けてるからなんだな」
「は、恥ずかしいでしょ。トリュフを食べてあんな声を出してたなんて……ほんと、穴があったら入りたい……」
恥ずかしくなって凜香の頬が勝手に熱くなっていく。凜香が目を伏せたのを見て、透也がトリュフを一つ口に含み、両手で凜香の頬を包み込んで唇を彼女の唇に押しつけた。
「ん……」
口の中にトリュフを押し込まれ、舌が絡め取られ……チョコレートだけを食べているときとは違って、頭だけでなく体の奥深くまで熱くなる。
「あぁ……すごいな……本当に蕩けていく……」
透也が唇を離して甘い声をこぼした。
「ね……そうでしょ」
凜香は吐息混じりの声で続ける。「行き詰まったときとかストレスを感じたときは、金曜日みたいに屋上で一人でトリュフを食べるの……。そうして頭の芯まで蕩けたら心が癒され、気持ちがリセットされてまたがんばれる」
「あの色っぽい声は頭の芯まで蕩けてるからなんだな」
「は、恥ずかしいでしょ。トリュフを食べてあんな声を出してたなんて……ほんと、穴があったら入りたい……」
恥ずかしくなって凜香の頬が勝手に熱くなっていく。凜香が目を伏せたのを見て、透也がトリュフを一つ口に含み、両手で凜香の頬を包み込んで唇を彼女の唇に押しつけた。
「ん……」
口の中にトリュフを押し込まれ、舌が絡め取られ……チョコレートだけを食べているときとは違って、頭だけでなく体の奥深くまで熱くなる。