イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。
そのあと、いつもは笑顔で話しかけてくれるあの女の子が俺のところに来るはずなのだが、なぜかどこにもいなかった。



仕方なく、俺は1人でトイレに向かった。

その時______


「マジで調子に乗ってるだろ」


トイレの中から、あの女の子の声が聞こえた。


なぜか俺は反射的に足を止めていた。


「ほんとうだよねー。遥のやつ、優秀賞取ったくらいではしゃぎやがってさ」



(な、なんなの…?)


もう1人女がいる…しかも俺の名前を呼んだ…?
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