イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。

「瑞樹!!!」



「あ……」


瑞樹は声のした方に顔を向ける。



口元を両手で覆って涙を流してるマリアの姿。



「マリア…!!」


瑞樹は翡翠から離れ、痛めた足をひきづりながら、マリアに抱きついた。



「もう会えなくなったらどうしよって…思ったよっ…」



「私も…マリアに会えなかったらどうしよって……

崖から落ちた時、私が死んじゃったらどうしよって…怖かったっ……」


2人は嗚咽を漏らしながら、強く抱きしめあっていた。



まさかこんなことが起ころうとは最初は思ってなかった。

でもこうやって、友達や親友にまた巡り会うことが出来た_______。


こんなに幸せなことはきっと、ずっとないだろう_______。







< 116 / 181 >

この作品をシェア

pagetop