イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。
「瑞樹!!!」
「あ……」
瑞樹は声のした方に顔を向ける。
口元を両手で覆って涙を流してるマリアの姿。
「マリア…!!」
瑞樹は翡翠から離れ、痛めた足をひきづりながら、マリアに抱きついた。
「もう会えなくなったらどうしよって…思ったよっ…」
「私も…マリアに会えなかったらどうしよって……
崖から落ちた時、私が死んじゃったらどうしよって…怖かったっ……」
2人は嗚咽を漏らしながら、強く抱きしめあっていた。
まさかこんなことが起ころうとは最初は思ってなかった。
でもこうやって、友達や親友にまた巡り会うことが出来た_______。
こんなに幸せなことはきっと、ずっとないだろう_______。