イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。
「あーー暑いーー!」
翡翠は大きく足を伸ばし、後ろの机、つまり俺の机に足を乗っけた。
「翡翠、行儀悪いぞ。
それに明日で1学期終わりなんだから、我慢しろよ」
そう、実は明日で1学期が終わるのだ。
高校1年の夏だからパーッと行きたいところ…だが、まだ予定は何一つ入ってない。
他の人は部活で青春!とか言っているが、俺も翡翠も帰宅部という、ある意味立派な部活に入っている。
「そうだけどよーー」
この様子だと翡翠も全く俺と同じ、夏休みの予定が全くない組なのであろう。