イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。
って、待てよ、おい。

俺女だぞ…?
女が女にドキドキしてどうすんだよ…!


いや…まだドキドキしてるし…早くおさまれ、俺の心臓!

「遥どうした?」


翡翠のこの一言に俺は我に返った。


「あ、いや…俺は結城遥。

よ、よろしくな」

俺はぎこちなく笑顔を見せる。


それに瑞樹ちゃんは少しだけ目線を逸らし、再び微笑んだ。


…あ、ダメだ。

俺の心臓…壊れそうだ…。


「よし、じゃあ4人でお昼ご飯食べましょうか!」


瑞樹ちゃんの隣にいたマリアちゃんが手をパンと叩き、そそくさと俺たちの食事スペースを作ってくれた。


そのあと俺たち4人は楽しく話しながら(ほぼ翡翠とマリアちゃんだけ話していたが)昼飯を食べたのであった。


_____心臓が壊れかけてた俺が昼飯をあまり食べれなかったのは…言うまでもない。


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