イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。

…もちろん私が【男】だということは誰も知らない。


この黒のロングヘアーはもちろんカツ…いや、ウィッグである。



「瑞樹! 今日はどこでご飯食べるー?」

この元気ハツラツな女子は日向マリア。
私がこの学園に入ったあと、1番最初に仲良くなった女子だ。


しかし、マリアも私が【男】だとは知らない。


「…屋上とか…どうかな?」


「お、いいね! じゃあ行こー!」

私はマリアに手を掴まれてダッシュで屋上まで連れられた。
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