イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。
富士山五合目っていっても結構空気薄いんだな…。


少し息が苦しい…。

それに肌寒い。吐く息がが白くなって出てくる。



隣で歩いている翡翠が気持ち悪いくらい笑顔で登ってるのに少し腹が立つが。


「ほら遥、ペースが落ちてってんぞ!
もっと歩く歩く!」


翡翠が俺の背中をバンバン叩いてくる。


これでも一応女なんだから、少しゆっくり歩かせてくれよ…


と心の中で呟いた。
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