イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。
俺たちの息がだんだんと荒くなってきたのをよそに…


「やったー! 八合目に着いたぞー!」


またもや杉下先生の張りのある声がかすかに聞こえた。


…もうすぐで八合目か。


八合目には宿泊施設があり、そこの近辺で学年全体集まって休憩をとるようだ。


「やっと休める……」


すでにヘロヘロだった俺たちは残りの気力を振り絞って力強く歩き出した。
< 39 / 181 >

この作品をシェア

pagetop