イケメン男子と清楚女子のヒ・ミ・ツ。

私にまで聞こえる遥くんが呼吸してる音、それはすごく苦しそうで、浅くて枯れた息をずっと繰り返していた。


「少し息が荒いけど…大丈夫?」


それに遥くんは私から目をそらせ、小さく呟いた。


「あ、ああ、大丈夫だよ」



「そう…よかった」



私は自然に顔がほころんだ。



遥くんも少し顔が赤かったのは気のせいかもしれないけど、再び笑顔を見せてくれた。



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