まだ一緒にいたかった。




「ダメじゃない…。
むしろ、嬉しい…けど…。」


「けど?」


「わざわざあたしの家寄っていくのって、永真が遠回りになるでしょ?」


「別にいいだろ。
1分でも1秒でも長く、紗梨といたい。」


「…っ。ありがと。」


もう、やだ。
絶対顔真っ赤になったよ…。



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