まだ一緒にいたかった。




「こんなところまで…。
それで、用件は何かな?」


あたしが連れてこられたのは、
特進クラスがある4階の、1番端の教室。
ここは空き教室になっている。


「あの…、神野と付き合ってるんですか?」


「…えっ?あぁ、まあ。」


あたしの頬は、少しピンクに染まったと思う。


「なんでですか?」


「…なんでって…、好きだからに決まってるでしょう?」



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