まだ一緒にいたかった。




「はぃ?なにバカなことを言って…。」


ドンッ

その男の子は、あたしの後ろにあった壁に手をつき、あたしを逃げられないようにする。
いわゆる、壁ドン。

でも、こんなもの、好きな人がしてくれないと、意味ないのに…。


そして、そのまま顔を近づけてくる。

あたしは顔をそむけたけど、両頬を両手で挟まれてしまい、そむけられなくなってしまった。



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