まだ一緒にいたかった。




「どうでもよくなど、ありません!
お父様。行くならおひとりでどうぞ。」


「お前はどうするんだ?」


「あたしは、自分でどうにかいたします。」


あたしはそれだけ言うと、
自分の必要最低限の荷物を持って、家を出た。

それから必死にバイトして、お金を貯めてひとり暮らしを始めた。

___それで今、こんな状況なのだ。



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