まだ一緒にいたかった。




「実はな、アランくんを連れてきているんだ。
しばらく、お前の家に住まわせてあげてほしい。」


「「は?」」


あたしと永真の声がはもる。


「なんであたしの家なんですか?
ホテルを予約すればよいものの…。」


「私は仕事があるからな。
それに、ホテルを取るお金は、あいにく持っていない。」


…絶対嘘だ。



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