まだ一緒にいたかった。




その言葉が直球すぎて、恥ずかしい…。
顔を赤くしてうつむいてると、


「ほら、すぐ顔を真っ赤にすんの。
……そういう可愛いとこも、好き。」


そう言ってきた。


「もう、これ以上赤くさせないでよ…。」


「えー。
じゃあ紗梨、こっち来て。」


ベッドより、少し離れていたとこに立っているあたしに、ベッドをぽんぽんっと叩いて、座るように促した。



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