まだ一緒にいたかった。




「……えっ?」


「何回?」


「……5回。」


あたしが言うと、永真はあたしにキスをした。

1…2…3…4…5回。
そして、6回目。
最後の6回目のキスは、深いものだった。


「……永真?」


「これで、あいつの消えた。
他のとこは何もされてない?」


「……うん。」



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