まだ一緒にいたかった。




「俺のこの手は、人を傷つけるためじゃなくて、紗梨を守るために使うから。」


「……うん。ありがとう。
本当にありがとう。」


「ああ。」


そして、学園祭は、無事に幕を閉じた。



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