まだ一緒にいたかった。




あたしは、少し残念な気持ちで座りなおす。


「なに残念そうな顔してんの?」


「……別にしてないよ。」


「んー、じゃあ。」


そういって、キスをした永真。
今度はおでこじゃなくて、唇だった。


「これでお互い我慢な。
ほら、勉強するぞ。」


「うん。」



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