まだ一緒にいたかった。
そして、デート当日。
デートが楽しみで、なかなか寝付けなかったあたし。
結局寝ることはできたんだけど、寝坊しちゃいました……。
「わーっ、急がないとっ!」
いつもの倍のスピードで、準備を終えたあたしは、急いで待ち合わせ場所にむかった。
「ごめん、永真っ!
遅くなっちゃった。
待ちくたびれたでしょ?」
「別にヘーキ。
じゃ、行こっか。」
「うん。」
差し出された永真の手をとり、二人で歩き出す。