まだ一緒にいたかった。




そして、デート当日。

デートが楽しみで、なかなか寝付けなかったあたし。
結局寝ることはできたんだけど、寝坊しちゃいました……。


「わーっ、急がないとっ!」


いつもの倍のスピードで、準備を終えたあたしは、急いで待ち合わせ場所にむかった。


「ごめん、永真っ!
遅くなっちゃった。
待ちくたびれたでしょ?」


「別にヘーキ。
じゃ、行こっか。」


「うん。」


差し出された永真の手をとり、二人で歩き出す。



< 317 / 429 >

この作品をシェア

pagetop