まだ一緒にいたかった。
story 15
あれから月日は流れ、卒業式。
入学当初は、まだ想像できてなかった卒業。
永真が病気だと知ってから、卒業式が近づくにつれて、永真の死も近づいているという実感がわき、怖くなった卒業。
でも、ついにその日はきた。
式の間は、いろいろ考え過ぎて、式はあっという間に終わっていた。
これで終わり。そう思っていた。
でも……
終わってからが大変だった。