まだ一緒にいたかった。




「帰ろ?」


あたしが一歩踏み出すと、永真はあたしの腕を掴んで、抱き寄せた。


「今日は、ずっと紗梨といたい。ダメ?」


「……いいよ。
だけど、その格好じゃ、風邪引くよ?」


「わかってる。
だから、俺んち行こう。いい?」


「うん。」


ということで、永真の家へ。



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