まだ一緒にいたかった。




「ありがとね。」


「ん?なにが?」


「これで、また思い出が増えた。
もっともっと作ろうね。」


「ああ、もちろん。」


そのとき、一つのぬいぐるみが、あたしの目に入った。


「あっ、ねぇ、あのぬいぐるみ取ってみて!」


「これ?」


「そう!すごく可愛い〜。」


あたしは、UFOキャッチャーの中の、一つのぬいぐるみを指す。



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