まだ一緒にいたかった。




もうそんな日々が日常になり、その日常も過ぎていく。


ある日の夜。

陣痛がきた。
少ししておさまったけれど、また痛みが出る。

病院に電話すると、入院することになった。

少しおさまった頃に、永真にメールをした。


“陣痛きた。
予定日まであと2日だし、もう生まれると思う。”


すぐに返信はきた。


“何日か外出許可もらって行くから”



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