まだ一緒にいたかった。




「……永真。
まだ、怜遠も永愛も、生まれたばかりなのに……。」


「……ごめんな……。

……紗梨、……愛し…てる。
……絶対……幸せになれ。
……あと、二人を……頼んだ。」


その言葉を言い終わるとともに、永真の息は絶えた。


「……永真?永真っ!」


……死んじゃったなんて……。
無理をしたからだろうか。

だったらせめて、



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