まだ一緒にいたかった。




あたしもしよう、っと。

怜遠と永愛に続き、あたしも永真の写真の前に座る。


「永真、怜遠も永愛も、こんなに大きくなったよ。
成長を一緒に見届けられないのは残念だけど、そっちで見守っててね。
絶対、立派に育ててみせるから。」


「お母さん、早くー!」


「はいはーい。

じゃあ永真、行ってきます。」


あたしたちは三人そろって、家を出た。



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