まだ一緒にいたかった。




「あたしは、神野くんと進んでいくから…。」


「おい、いつまで夢見てんだよ!

お前はふられた。
“別れよう”って言われた。

そのこと、わかってねぇのかよ?」


「そんなこと、わかりたくもないっ!
神野くんが、そんなこというはずないじゃん…。」


今までの“好き”は全部嘘で、
あたしに見せた笑みも嘘。

そんなこと、あるはずない…。



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