まだ一緒にいたかった。




[翌朝]


起きると、やっぱり体が重い。

行かないでおこうとも思ったけど、
翔夜に、これ以上心配かけるわけにもいかず、行くことにした。


「行ってきます。」


ひとり暮らしだから、誰もいない部屋に声をかけて、扉を閉めた。

学校につき、重い足取りで教室にむかう。
すると、途中で人にぶつかってしまった。

「…ご、ごめんなさいっ。」



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