あなたと私の秘密の図書室
そんなこんなで買い物終了。帰り道NOW。
「星奈、俺がもつよ。」
「いや、いいよ。重いし。」
めっちゃ重い。全くどんだけ買ったのよ、って自分がかったんだけどね。
「でも俺だって男だからさ。」
あ、そうだ。徹は男の子だった。じゃ、もうしわけないけれど持ってもらいますかね。
「じゃ、ごめん、一つよろしくね。重いよ?」
「OK。」
言ったね?言いましたね?じゃ、預けますよ?後悔してもしらないからな?
「はい、」
「あー、重いっちゃ重いな。」
え、何でそんな余裕そうなの?!何、私ってそんな力なかったの!?
「星奈、何落ち込んでんだよ。あ、もうひとつ持つぞ。」
「ありがとう。」
「女子がこの重さ重いとか思うの当たり前だから。」
う。なぜ見透かしているのだ…。でも優しいのね…。
「そういえば、明日何にする?」
「パスタ!」
パスタかー。しばらく作ってないな…。でも美味しいよね~。
「でカルボナーラと、明太子!」
おぉ、私も好きなんだよね、それ!
「よし、それにしよう!でもそれだけじゃバランスがな…。」
「それと、野菜沢山入ってるスープ!でどうだ?」
おぉ!徹いいね!
「よし、それにしよう!じゃ、今日はその分も買おっ!じゃ、もういっこいきますか!」
「つまり、それは、明日も家に泊まるってこどたよな?ま、いわれなくてもわかるけどさ。」
「ま、そんなもんかな。」
徹ん家にいると楽しいしね。
「お、今度はツンデレじゃないー!」
「はっ?!」
前言撤回!!やっぱり泊まらなくていいです。あ、でも、あの二人と一緒にいたいしま、いっか。
「そういえばさ…」
う、話題変えられた…。ま、いっか。
「ん?」
「帰ったら俺と星奈、一緒にいられる時間、ねーよな…。」
「そーだね。」
「即答!?」
「うん。」
即答イェーイ♪そういえば、確かに家に帰ったら、まず聡くんと料理作って、お風呂入って、薫ちゃんと寝る…いや、意外に時間あるかも。
「お風呂入る前かそのあと、一緒に宿題しよ。」
そう、このときに、数学を教えてもらうのだー!私、冴えてるー♪
「いいよ。でもそのかわり俺に勉強教えてくれ。」
あ、そっちもおんなじことを考えてたのね。つくづく気があいますね。
「そっちも数学お願いします♪」
「OK!」
よし、これで完了!
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