あなたと私の秘密の図書室
「はいはい、じゃ何がいい?」
「んー、星奈の、昔話!…幼稚園ぐらいからの!」
んー私の昔の、こと…か。
「つい最近の昔のこと。そこにはまだ無邪気で純粋な女の子がいました。」
あの頃はまだ本当に子供だったなー。
「女の子にはたくさんの友達がいました。毎日みんなと一緒に遊んで女の子は幸せでした。そんなある日のことでした。転校生がやってきました。」
あれは…誰だったかな?男の子?
「男の子は緊張していて馴染めずにいました。なので女の子は声をかけました。一緒に遊ぼうよ!!」
あの男の子の笑顔は最高だったと思う。
「それからは男の子も一緒にみんなで楽しく遊びました。」
本当に楽しかったなー。
「やがて女の子と男の子は小学校に入学しました。二人はいつも一緒に、登校し、帰りはどちらかの家へ行き、親が来るまであそんでいました。」
あの男の子の家大きかったなーそれに家の近くだったし。…ん?
「そんな幸せな日々を繰り返し、いつしか4年生になっていました。二人はあの日と変わらぬまま、いつも仲良しでした。ですがある日のことでした。二人はいつものように二人で帰っていました。すると、後ろから怪しい男が近づいてきてこう言いました。「君のお父さんが病院に運ばれた。一緒に行こう」と。二人は学校の先生から誘拐犯が近くにいるから気をつけるよう言われたのを思いだし、急いで逃げました。ですが男はあとを追ってきて捕まってしまいました。女の子と男の子は咄嗟に大声で叫んだので助かりました。ですが犯人はただの誘拐犯ではなく男の子の家の財産目当てで誘拐しようとしたことが判明しました。なので男の子の家族はしばらくどこかへ引っ越すことになりました。男の子は引っ越す前に言いました。また遊ぼう!!今度会ったときは…付き合おう!女の子はその意味がよくわかりませんでしたが、男の子と、約束しました。」
これ、徹…。金持ち、私の家の近所、あの約束…。
「その男の子とは…徹、だよね?」
「やっと思い出したかよ?」
まぁどことなーく似ているっちゃー似てるよ?でも、ね?
「一緒の教室になって、顔見たとたんわかったから、そっちもわかってくれると思って待ってたのに、いくらたってもこねーから、忘れられてんのかと思ったらマジで忘れてるし。幸実と健はもうとっくに気づいてくれたのにな。で、俺も喋りかけにくくなって、そんな日がいくらか経ったとき、幸実と健といんじゃん、ちょーどいいと思ってわざとぶつかったら、二人とも俺の気持ちと星奈が俺のこと忘れてるの知ってるから、少し遠慮がち、と俺と星奈が会ったのが初対面のように接してくれたから、遠慮なく俺は星奈に絡んだってわけ。」
「じゃあ、何であの時徹は初対面のようにしたのさ?」
「だから言っただろ?話しかけにくくなってしまったって。だから初対面のフリして、あとで思い出してくれたらなと思って、かつ約束を守るために、付き合ったの!!…ま、俺がまだ…好きだったから…ってのもあるんだけどな。」
ちょ、今最後!大胆すぎだよ!?
「……///で、でも何であの時約束したの?付き合うっていう。」
「ハァ……。あれ、こくってんだよ。好きだったんだよ。笑顔で声かけてくれたときから。」
なっ!?…もうイヤだ…はずい…
「/////」
「/まぁそれはおいといてだな何で俺のことわからなかったんだよ?」
「だってなんかだいぶ変わってたしー性格もなんか強くなったね。」
「俺男だから星奈をリードしたいっていう気持ちがあったんだよ。//悪いかよ」
キュン…え。今、キュンて…うそうそ!
「いや、いいと思う、よ?…だとしたら聡と薫ちゃん、だいぶ変わったじゃん。聡は小さい頃星奈、星奈って―あ、全然変わってないな。でも薫ちゃんは駄々っ子だったのに今では大人になって……」
「まぁ聡は変わってないな。薫は変わったかもな。私もお姉ちゃんみたいになってやる!!って気合いいれたもんなー。でも二人とも引っ越したとき大変だったよ。最初の一週間ずっと星奈ーって泣いてたもんな~。」
バン!
急に聡と薫ちゃんが入ってきた。
「やっと思い出したんだね、星奈!!ずっと会いたかったんだよ!!それなのに兄ちゃんずっと星奈家に連れてこなかったからソワソワしてたんだよ。まぁ高校は違うかもとか思ったけどまさかの一緒だったし。とにかく会いたかったんだ!」
と言って抱きついてきた。…苦しい。
「聡苦しい…ギブ!」
「あ、ごめん」
あ、今の絶対反省してないな!?そうなんだな!?…まぁいっかー。
「お姉ちゃん!!やっと思い出したんだね!!」
と言ってまた抱きつかれた。薫ちゃんに。まぁ女子だからそこまで痛くないけど…やっぱ、苦しい……。
「もぅ、ずっと会いたくて会いたくてしかたなかったんだよ?それなのにお兄ちゃんってば、連れてくるの遅いから、そっちの高校に行こうと思ったぐらいだよ!それなのにお姉ちゃん、私のこと忘れちゃってるし!!」
そんなことしたら君、ナンパされ放題だよ。っていうか、何で私この神丘家のこと忘れるのか自分でも不思議になるな…。
「で、何で忘れてるの知ってるの?」
「お兄ちゃん情報でーす♪ちなみにお姉ちゃんのお母さんが神丘家が初対面のフリしたのもお兄ちゃんのせいなのでーす。あと、幸ちゃんと健さんもお兄ちゃんが言ったから、そこそこ仲がいいフリをしてたの。」
あ、だからあの時徹が電話代わったのか~。
「徹、見直しました。」
「はっはっはっー…っw」
「おねぇちゃん、そこ見直すところちがうよ?」
え、ウソーーー!!ま、いいや。
「んー、星奈の、昔話!…幼稚園ぐらいからの!」
んー私の昔の、こと…か。
「つい最近の昔のこと。そこにはまだ無邪気で純粋な女の子がいました。」
あの頃はまだ本当に子供だったなー。
「女の子にはたくさんの友達がいました。毎日みんなと一緒に遊んで女の子は幸せでした。そんなある日のことでした。転校生がやってきました。」
あれは…誰だったかな?男の子?
「男の子は緊張していて馴染めずにいました。なので女の子は声をかけました。一緒に遊ぼうよ!!」
あの男の子の笑顔は最高だったと思う。
「それからは男の子も一緒にみんなで楽しく遊びました。」
本当に楽しかったなー。
「やがて女の子と男の子は小学校に入学しました。二人はいつも一緒に、登校し、帰りはどちらかの家へ行き、親が来るまであそんでいました。」
あの男の子の家大きかったなーそれに家の近くだったし。…ん?
「そんな幸せな日々を繰り返し、いつしか4年生になっていました。二人はあの日と変わらぬまま、いつも仲良しでした。ですがある日のことでした。二人はいつものように二人で帰っていました。すると、後ろから怪しい男が近づいてきてこう言いました。「君のお父さんが病院に運ばれた。一緒に行こう」と。二人は学校の先生から誘拐犯が近くにいるから気をつけるよう言われたのを思いだし、急いで逃げました。ですが男はあとを追ってきて捕まってしまいました。女の子と男の子は咄嗟に大声で叫んだので助かりました。ですが犯人はただの誘拐犯ではなく男の子の家の財産目当てで誘拐しようとしたことが判明しました。なので男の子の家族はしばらくどこかへ引っ越すことになりました。男の子は引っ越す前に言いました。また遊ぼう!!今度会ったときは…付き合おう!女の子はその意味がよくわかりませんでしたが、男の子と、約束しました。」
これ、徹…。金持ち、私の家の近所、あの約束…。
「その男の子とは…徹、だよね?」
「やっと思い出したかよ?」
まぁどことなーく似ているっちゃー似てるよ?でも、ね?
「一緒の教室になって、顔見たとたんわかったから、そっちもわかってくれると思って待ってたのに、いくらたってもこねーから、忘れられてんのかと思ったらマジで忘れてるし。幸実と健はもうとっくに気づいてくれたのにな。で、俺も喋りかけにくくなって、そんな日がいくらか経ったとき、幸実と健といんじゃん、ちょーどいいと思ってわざとぶつかったら、二人とも俺の気持ちと星奈が俺のこと忘れてるの知ってるから、少し遠慮がち、と俺と星奈が会ったのが初対面のように接してくれたから、遠慮なく俺は星奈に絡んだってわけ。」
「じゃあ、何であの時徹は初対面のようにしたのさ?」
「だから言っただろ?話しかけにくくなってしまったって。だから初対面のフリして、あとで思い出してくれたらなと思って、かつ約束を守るために、付き合ったの!!…ま、俺がまだ…好きだったから…ってのもあるんだけどな。」
ちょ、今最後!大胆すぎだよ!?
「……///で、でも何であの時約束したの?付き合うっていう。」
「ハァ……。あれ、こくってんだよ。好きだったんだよ。笑顔で声かけてくれたときから。」
なっ!?…もうイヤだ…はずい…
「/////」
「/まぁそれはおいといてだな何で俺のことわからなかったんだよ?」
「だってなんかだいぶ変わってたしー性格もなんか強くなったね。」
「俺男だから星奈をリードしたいっていう気持ちがあったんだよ。//悪いかよ」
キュン…え。今、キュンて…うそうそ!
「いや、いいと思う、よ?…だとしたら聡と薫ちゃん、だいぶ変わったじゃん。聡は小さい頃星奈、星奈って―あ、全然変わってないな。でも薫ちゃんは駄々っ子だったのに今では大人になって……」
「まぁ聡は変わってないな。薫は変わったかもな。私もお姉ちゃんみたいになってやる!!って気合いいれたもんなー。でも二人とも引っ越したとき大変だったよ。最初の一週間ずっと星奈ーって泣いてたもんな~。」
バン!
急に聡と薫ちゃんが入ってきた。
「やっと思い出したんだね、星奈!!ずっと会いたかったんだよ!!それなのに兄ちゃんずっと星奈家に連れてこなかったからソワソワしてたんだよ。まぁ高校は違うかもとか思ったけどまさかの一緒だったし。とにかく会いたかったんだ!」
と言って抱きついてきた。…苦しい。
「聡苦しい…ギブ!」
「あ、ごめん」
あ、今の絶対反省してないな!?そうなんだな!?…まぁいっかー。
「お姉ちゃん!!やっと思い出したんだね!!」
と言ってまた抱きつかれた。薫ちゃんに。まぁ女子だからそこまで痛くないけど…やっぱ、苦しい……。
「もぅ、ずっと会いたくて会いたくてしかたなかったんだよ?それなのにお兄ちゃんってば、連れてくるの遅いから、そっちの高校に行こうと思ったぐらいだよ!それなのにお姉ちゃん、私のこと忘れちゃってるし!!」
そんなことしたら君、ナンパされ放題だよ。っていうか、何で私この神丘家のこと忘れるのか自分でも不思議になるな…。
「で、何で忘れてるの知ってるの?」
「お兄ちゃん情報でーす♪ちなみにお姉ちゃんのお母さんが神丘家が初対面のフリしたのもお兄ちゃんのせいなのでーす。あと、幸ちゃんと健さんもお兄ちゃんが言ったから、そこそこ仲がいいフリをしてたの。」
あ、だからあの時徹が電話代わったのか~。
「徹、見直しました。」
「はっはっはっー…っw」
「おねぇちゃん、そこ見直すところちがうよ?」
え、ウソーーー!!ま、いいや。