あなたと私の秘密の図書室
しばらくして私が泣き止んで……。
「落ち着いたか?」
「うん…//」
うぅ…恥ずかしくて前向けない…。
「顔、あげろよ。」
「いやだ。」
「あげろってー。」
そう言って強引に顔をあげさせた。…あれだ、いわゆる顎クイってやつですかね、これ?
「///」
思わず目をそらしてしまった。ってそれがあたりまえだよね、うん。
「……チュ」
……今、キスされた!?しかもチュって音ー!!…けど…不思議と嫌ではない…。まぁ徹のこと嫌いではないんだということがわかった。……っ、つまり…あれですか…恋ですか…まっ、まさかっー!
「星奈、顔赤いよ?」
「うっ、うるさい!わかってますー!」
「ふーん?」
あー、そのニヤケガオかつどや顔腹立つー!
「べ、勉強しよ!」
「つまんねー!他のことしよーぜ?」
「い、や、だ、よーだ!勉強!」
だって別のことしたら絶対またいじられる!!

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