あなたと私の秘密の図書室

認めるよ

「じゃ、まず…」
と言って顔を肩に埋めてきた…!!
「……!!くすぐったいよ…!」
「我慢我慢ー。」
我慢できるかー!こんなくすぐったいとは私も知らなかったよ!漫画に出てくる主人公よくドキドキしながら我慢してたな!偉い!!
「んー、気持ちー。」
次は…何と!抱き締めてきた!!あー私今絶対顔赤いな…。
「星奈顔赤いよ~?」
何だよ!思った矢先に言われちゃったよ!あーもーやだ恥ずかしい。
「徹のせいだからね!?」
「ごめんごめん~。」
うわ、笑ってる。絶対反省してないでしょ!?
「さーて、じゃ、お次は…何するか、わかる?」
わかりますよ!キスでしょ!?それかお姫様だっこかな。でもそういう状況じゃないから多分キス…かな。
「言いません。」
「ふーん?じゃ、するよー?」
う。されても困る!とか思ってると…髪を触ってきた。…え、髪!?
「さらさらだなー。」
誉め言葉なんだろうな、これは。遠慮なく受け取ろうじゃないか。
「ありがと。」
そう言うと頭をナデナデされた。…気持ちいい。髪がちょっとクシャクシャになったけど…よし。これで元通りっと!
「じゃ、次は…チュッ」
う、やられたー!まさかこのタイミングで来るとは…ってこのタイミングでくるのが普通なのかな?まぁいいや。
「えーと、今何時だ?」
時計を見てみると…9時半。か。実は沢山勉強してたかんじなのかな?
「9時半だな。何時になったら寝るとか決めてんの?」
あ、聞いてない…Oh……まぁいいや。だいたいで。
「10時ぐらいにいけば、まぁ大丈夫だと思う。」
「えー、…11時だめ?」
「薫ちゃんに聞けばわかるけど」
けどダメって……電話ぁ!?電話してるぅ!?
「もしもし薫?お前今日何時まで起きとくの?星奈何時にそっちいかせればいい?……OK!じゃな!」
全っぜん中身が聞こえなかった!ってそれが普通か。
「で、何時だって?」
「10時半だってさ。早い~」
「そー?どちみち明日皆で遊ぶし、いいんじゃ?」
「まぁな。星奈何着てくの?」
「迷ってます。」
「薫に相談したらどうだ?あいつ人のコーデすんの好きなんだよ。」
確かに薫ちゃん、センスよさそう!
「じゃ明日薫ちゃんがいいって言ったら薫ちゃん預かるね。」
「うん。ってか俺は!?」
あ、徹もなの。てっきりお留守番ーかなと思ったのだがな…違うのか。じゃ、聡だけも可哀想だし全員連れてくか。
「じゃ徹と聡も連れていくことにしますよ。」
「お世話になります。」
めっちゃ嬉しそう。私の家にそんなに行きたかったのか~。特に珍しいものとかはないんだけど…?
「じゃ、さっきの続きをしようか。」
なぬー!?まだ続いてんのか!?
「えーと…どうしようかなー?」
超怖い…。
「じゃ…」
と言って…顎を掴んで?きた…。あれだ、顎クイですな…。まさか私がこんなことされるなんて想像もつかなかった…。
「……えーと、身長差があって首?が痛いんで離してほしいです…。」
いや、これはマジで痛い…。っていうかまずキスっていうのは好きな人とするもんだよね!?うん。…いや、別に嫌なわけじゃないけども。むしろドキドキしますけど。…ん?待てよ、嫌じゃないってことは好きってことなの?え?でもドキドキするってことは好きってことなの?は?え?もうわからん!
「星奈…さっきからだいぶ表情変わってるけどどうしたんだ?」
あ、無意識に顔が変わっていたのか~。……気をつけないとなー。
「えーと…キスっていうのは好きな人とするもの。だよね?」
「!!……ごめん、俺自分のことしか考えてなかった。星奈、嫌だった?ごめんな。星奈からすきって言われるまでしないようにするから。ごめんな。」
う……なんかめっちゃ申し訳ない気持ちになるんだけど…。
「ううん、嫌じゃないよ。…でもすきなのかも解らないの…。ドキドキはするけども。」
「……それ、は。好き……ってことじゃないのか?……わからないが。」
「……、そうなのかな?えーと………マヂカ。」
まさかのー。
「えーと…星奈。」
「ん?」
「……好き。付き合ってくれ。」
う。…こう、二人きりのときに告白されると余計にドキドキしてしまうものですな…。
「///はい。」
ごめん、こんな短い返事で。
「じゃ、これからもよろしくな!」
「う、うん!//」
照れくさい…。
「……星奈、キスしていい?」
「……!!////す、好きにすれば。」
くっ。何でこんなそっけない返事になるんだよ。…いや、こんな質問されたら誰でも素っ気なくなるよ。うん!いいよ!とか言えた人は神だ。
「…じゃ早速。」
「え、、ん!?」
こいつ言った瞬間キスしやがった…。
「星奈、明日楽しみだな!」
「だね!この機会に皆と仲良くなる!」
あんまり喋ってこなかったから、一部のひととしか仲良くないからなー。よし、男性恐怖症も治ったことだし、明日は沢山しゃべるぞ~!
「あんまり仲良くされると、俺焼きもちやくから。」
「//……もちならやいて食っとけ。」
あ、我ながら今のよかったかも。あ、でも最初何故か照れてしまったところは失敗だったかなー。
「照れちゃって~!」
「照れてません!」



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