あなたと私の秘密の図書室
2章
徹宅にて
「ここ。」
……あー、ここねー。本当広いね…。しかも…
「近っ!」
「星奈の家は?」
「曲がって正面…。」
「あそこか!って星奈の家もでけぇじゃん。」
君と比べたら全然だけどね。
「っていうか本当近いな。」
「ま、いいや。じゃ、さっさっと入ろ!」
なぜか緊張のひとかけらもない私ね。
「お邪魔します。」
「お兄ちゃん、お帰りなさい。そちらの方は?」
……!何て美少女!!
「俺の彼女の星奈。」
「徹のか、彼女……の如月星奈です。よろしくね。」
「よろしくね!!お姉ちゃん!!」
「お、お姉ちゃん!?」
「お兄ちゃんが選んだ女の子なら大丈夫だし、結婚するでしょ?だからお姉ちゃん。だから敬語なし!!」
なに、神丘家て、全員強引なの?ま、いいや、お姉ちゃんっていうのはいい響きだし~。
「じゃ、よろしくね。えーと…薫ちゃん!!」
「よろしくね~!」
「なんか騒がしいけどどうしたんだよ。」
こちらもまた女受けしそうなお顔ですね。
「お兄ちゃんの彼女が来たの!!めっちゃ美人でしょ?性格もいいの!」
ちょっと薫ちゃん、何を…。
「……、」
そういえばさっき人見知りっていってたな。じゃあ私から話しかけよう。
「如月星奈です、ヨロシクね!!」
「よろしく、」
「なぁ、星奈。料理得意だよな?」
……、どうかな。
「作れないことはないが。」
「じゃ、作ってくれ!お願いします!!」
なるほど。私を家に誘ったのはそういうわけだったのか。
「わかった。」
「私も一緒に作っていい?」
可愛いな…。
「もちろん!助かる!」
「……夕飯も食べてけば。」
「だな!いいだろ?星奈。」
うーん…。
「電話してみる。ちょっと失礼。」
トゥルルルル……。
「もしもしお母さん?ちょっと今日ね、神丘っていう家知ってる?……あ、そうそう、そのイケメン美人一家。その長男と知り合って…。」
「貸してみ。」
はぁ…。
「もしもし、神丘家の長男、神丘徹です。星奈さんとは、おつきあいさせて頂いています。ええ、それで、家は料理ができなくて、星奈さんに料理を作ってもらいたくて。……いえいえ、とんでもない。美味しいです。それで、いいでしょうか、お預かりしても。はい、では遠慮なく。では失礼します。」
え、今お預かり、って……泊まってけってことかな、君!?今日は金曜……日だった!あ、じゃ、問題ないかも。
「星奈、」
「はい。」
「今日俺んちに泊まっていいって君のmotherが。」
なぜに英語!?しかも発音いいし…。って、泊まってって…って、どういう!?
「着替えは!?」
「電話してってさ。」
いやいや、いくらなんでもきょうすぎだろ!ま、いいや、薫ちゃんと聡くんと一緒にいられるんだしね~。
「じゃ、お邪魔します。」
「いえいえ~。」
じゃ、うちの母に電話しますかね。
「もしもし?お母さん?明日は休みだから大丈夫!あ、でも、明日の服と下着お願いしまーす。うん。一回家に帰るから、なんでも大丈夫!」
まさかの持ってきてくれるのね。
「というわけで晩御飯何がいい?」
「んー、ハンバーグ!!」
「……ポテサラ。」
「味噌汁な。」
はい、今日の晩御飯、あっさりと決まりましたね。バランスもまぁまぁいいことだし、いっか。
「今が5時になるからそろそろ買いにいかないとなー。」
「俺、一緒に行く!!」
「助かる!!ありがとう!!」
「いや、俺が星奈と一緒にいたいだけだって!!」
ちょ、徹は何を言っているのですか!
「……徹ばかりずるいし。俺にもなんかさせろよ。」
ええ、ちょ、聡くん?! まさか君がそんなこと言うとは?!って、確か人見知りだったよね?え、どうしたの!?
「じゃあさ、私はおねぇちゃんと一緒寝るから、聡がお姉ちゃんと料理作ったら?」
おお!ナイスアイディアだよ!
「……わかった。よろしく、星奈。」
あ、そこは星奈なのね。お姉ちゃんじゃないのか…。
「じゃ、お母さんが来たら買い物いこ!」
ピーンポーン…。グッドタイミングですよ、My mother!
「ほしなー!持ってきたよー」
緊張感なさすぎっしょ。おい。などと思うけどおとなしくもらいます。
「ありがとう!」
「ありがとございます。」
いつの間に徹!あれ、思ったことが逆だわ。ま、いっか。
「いえいえ~星奈がお世話になりますー。ヨロシクね~。」
「いえいえ、こちらが呼んだので!ご了承頂きありがとうございます!!」
あれ、徹そんなキャラだったっけ?あ、これは、猫かぶりなのか!!なるほど!!まぁあるよね、私もたまにしてしまうし~。
「ではあとは頼んだ!」
「はい!」
そしていつの間に帰るところまで話が進んでいるー!ま、帰るのですね。
「じゃ、明日ね!別に明日も泊まってってもいいわよ。一週間に一回帰ってきてくれればいいの。もし泊まるときは連絡ちょうだいね。」
放置プレイが過ぎるだろーー!ま、これはこれでいい母親を持ったもんだよ私は。
「じゃ、後日連絡いれますね。」
待ってまたいつの間にアドレス交換してるの!?
「じゃ、バイバイ!!お邪魔しましたー!」
ガチャン…。
「じゃ、いくか。」
「ちょ、ちょっと待って、財布とってくる!」
「あ、大丈夫。俺が払うから。」
いや、いいっすよ。そんな人様に払わせるわけにはいかないのでありますねー。
「大丈夫、家族で食べる食費を渡されててそれ使わないといけねーから。」
そう言われたら、まぁ断る理由がないからな…。
「わかった。」
「んじゃ、行こーぜ!」
「じゃ、聡くん、薫ちゃん行ってきまーす!!」
「行ってらっしゃい、おねーちゃん!」
あぁ、君は天使のような笑顔をするんだね!!こんな妹を持てるなんて、徹はなんて幸せなの!
「兄ちゃん、変なことすんなよ!なんかあったら俺に言って。」
なんか優しいんだね。しかし、徹はさすがに変なことはしないよ…。って、変なことって何だ?まぁいいや、
「「行ってきまーす!!」」
「行ってらっしゃいー!」
「気を付けてな。」
……あー、ここねー。本当広いね…。しかも…
「近っ!」
「星奈の家は?」
「曲がって正面…。」
「あそこか!って星奈の家もでけぇじゃん。」
君と比べたら全然だけどね。
「っていうか本当近いな。」
「ま、いいや。じゃ、さっさっと入ろ!」
なぜか緊張のひとかけらもない私ね。
「お邪魔します。」
「お兄ちゃん、お帰りなさい。そちらの方は?」
……!何て美少女!!
「俺の彼女の星奈。」
「徹のか、彼女……の如月星奈です。よろしくね。」
「よろしくね!!お姉ちゃん!!」
「お、お姉ちゃん!?」
「お兄ちゃんが選んだ女の子なら大丈夫だし、結婚するでしょ?だからお姉ちゃん。だから敬語なし!!」
なに、神丘家て、全員強引なの?ま、いいや、お姉ちゃんっていうのはいい響きだし~。
「じゃ、よろしくね。えーと…薫ちゃん!!」
「よろしくね~!」
「なんか騒がしいけどどうしたんだよ。」
こちらもまた女受けしそうなお顔ですね。
「お兄ちゃんの彼女が来たの!!めっちゃ美人でしょ?性格もいいの!」
ちょっと薫ちゃん、何を…。
「……、」
そういえばさっき人見知りっていってたな。じゃあ私から話しかけよう。
「如月星奈です、ヨロシクね!!」
「よろしく、」
「なぁ、星奈。料理得意だよな?」
……、どうかな。
「作れないことはないが。」
「じゃ、作ってくれ!お願いします!!」
なるほど。私を家に誘ったのはそういうわけだったのか。
「わかった。」
「私も一緒に作っていい?」
可愛いな…。
「もちろん!助かる!」
「……夕飯も食べてけば。」
「だな!いいだろ?星奈。」
うーん…。
「電話してみる。ちょっと失礼。」
トゥルルルル……。
「もしもしお母さん?ちょっと今日ね、神丘っていう家知ってる?……あ、そうそう、そのイケメン美人一家。その長男と知り合って…。」
「貸してみ。」
はぁ…。
「もしもし、神丘家の長男、神丘徹です。星奈さんとは、おつきあいさせて頂いています。ええ、それで、家は料理ができなくて、星奈さんに料理を作ってもらいたくて。……いえいえ、とんでもない。美味しいです。それで、いいでしょうか、お預かりしても。はい、では遠慮なく。では失礼します。」
え、今お預かり、って……泊まってけってことかな、君!?今日は金曜……日だった!あ、じゃ、問題ないかも。
「星奈、」
「はい。」
「今日俺んちに泊まっていいって君のmotherが。」
なぜに英語!?しかも発音いいし…。って、泊まってって…って、どういう!?
「着替えは!?」
「電話してってさ。」
いやいや、いくらなんでもきょうすぎだろ!ま、いいや、薫ちゃんと聡くんと一緒にいられるんだしね~。
「じゃ、お邪魔します。」
「いえいえ~。」
じゃ、うちの母に電話しますかね。
「もしもし?お母さん?明日は休みだから大丈夫!あ、でも、明日の服と下着お願いしまーす。うん。一回家に帰るから、なんでも大丈夫!」
まさかの持ってきてくれるのね。
「というわけで晩御飯何がいい?」
「んー、ハンバーグ!!」
「……ポテサラ。」
「味噌汁な。」
はい、今日の晩御飯、あっさりと決まりましたね。バランスもまぁまぁいいことだし、いっか。
「今が5時になるからそろそろ買いにいかないとなー。」
「俺、一緒に行く!!」
「助かる!!ありがとう!!」
「いや、俺が星奈と一緒にいたいだけだって!!」
ちょ、徹は何を言っているのですか!
「……徹ばかりずるいし。俺にもなんかさせろよ。」
ええ、ちょ、聡くん?! まさか君がそんなこと言うとは?!って、確か人見知りだったよね?え、どうしたの!?
「じゃあさ、私はおねぇちゃんと一緒寝るから、聡がお姉ちゃんと料理作ったら?」
おお!ナイスアイディアだよ!
「……わかった。よろしく、星奈。」
あ、そこは星奈なのね。お姉ちゃんじゃないのか…。
「じゃ、お母さんが来たら買い物いこ!」
ピーンポーン…。グッドタイミングですよ、My mother!
「ほしなー!持ってきたよー」
緊張感なさすぎっしょ。おい。などと思うけどおとなしくもらいます。
「ありがとう!」
「ありがとございます。」
いつの間に徹!あれ、思ったことが逆だわ。ま、いっか。
「いえいえ~星奈がお世話になりますー。ヨロシクね~。」
「いえいえ、こちらが呼んだので!ご了承頂きありがとうございます!!」
あれ、徹そんなキャラだったっけ?あ、これは、猫かぶりなのか!!なるほど!!まぁあるよね、私もたまにしてしまうし~。
「ではあとは頼んだ!」
「はい!」
そしていつの間に帰るところまで話が進んでいるー!ま、帰るのですね。
「じゃ、明日ね!別に明日も泊まってってもいいわよ。一週間に一回帰ってきてくれればいいの。もし泊まるときは連絡ちょうだいね。」
放置プレイが過ぎるだろーー!ま、これはこれでいい母親を持ったもんだよ私は。
「じゃ、後日連絡いれますね。」
待ってまたいつの間にアドレス交換してるの!?
「じゃ、バイバイ!!お邪魔しましたー!」
ガチャン…。
「じゃ、いくか。」
「ちょ、ちょっと待って、財布とってくる!」
「あ、大丈夫。俺が払うから。」
いや、いいっすよ。そんな人様に払わせるわけにはいかないのでありますねー。
「大丈夫、家族で食べる食費を渡されててそれ使わないといけねーから。」
そう言われたら、まぁ断る理由がないからな…。
「わかった。」
「んじゃ、行こーぜ!」
「じゃ、聡くん、薫ちゃん行ってきまーす!!」
「行ってらっしゃい、おねーちゃん!」
あぁ、君は天使のような笑顔をするんだね!!こんな妹を持てるなんて、徹はなんて幸せなの!
「兄ちゃん、変なことすんなよ!なんかあったら俺に言って。」
なんか優しいんだね。しかし、徹はさすがに変なことはしないよ…。って、変なことって何だ?まぁいいや、
「「行ってきまーす!!」」
「行ってらっしゃいー!」
「気を付けてな。」