禁断の恋~ただ愛されたかった~
しばらくすると誰かから電話が来て莉緒くんはどっかにいってしまった。

さっきまで嬉しかったはずの心がどんどん沈んで行く。

あぁ。苦しい。

うぅっ。また頭が痛い。

保健室に行こ。

ガラッ。

「りーおー。すぅーき。」

え?私は莉緒くんじゃないことを願いながら、チラッと除くと制服が乱れた女と女の上にまたがっている莉緒くんの姿が見えた。

あぁ。どんどん頭が痛くなって行く。

その場に立ち尽くして莉緒くんと女を見ていると莉緒くんが私にきずいて目が合う。

さっきは目が合うだけで嬉しかったはずなのに、今は全然嬉しくない。

莉緒くんにさわらないで。

私の莉緒くんなのに、理緒とか呼ばないで。

私以外の女にさわらないでよ。

私の中の黒い感情が私を支配する。

もう嫌だ。

私は保健室からダッシュで逃げた。



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