禁断の恋~ただ愛されたかった~
『じゃあいくね。』

パタパタ。

人が少ないあききょうしつに入る。

『うぅっ。りっおうぅっくっん。』

『大好きだょぉ。うぅっ』

好き。大好き。もう嫌われたくないの。

こんなに好きでごめんね。

これは私だけの中にしまっておく。

でも、ひとつだけ、迷惑かけないから心のなかでは貴方を想っていてもいいですか?

好きだよ。莉緒くん。
















その頃、王子様は______。

「くそっ。____莉愛。」

お姫様を思って泣いていた。

王子様はお姫様を守るため、

お姫様は王子様に迷惑をかけないため、

二人とも、苦しんで、泣いていた。


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