禁断の恋~ただ愛されたかった~
「じゃあね。莉愛ちゃん。」

『うんっ!バイバイ優真さん。』

私は優真さんと別れて家に帰る。

家に帰ると、お客さんが来ていた。

「遥!てめぇずりぃぞ!」

「アハハ!優ばーか。」

「お前らうるせぇ。」

遥くんと優君がいた。二人とも莉緒くんの親友。

中学からの莉緒くんの親友。

仲がいいな。私には友達なんていなかった。

莉緒くん目当ての女か、私の体目当ての男ばっかだった。

でも、莉緒くんの回りはそんなの関係なく楽しそうな人たちばかり。

「あ、りーちゃん!」

『こんにちは。遥くん。優君も。じゃあ私いくね。』

私は自分の部屋に戻ろうとするとグイッ。

『きゃっ!』

「りーちゃんも遊ぼー!」

遥くんは目をくりくりして私を見てくる。

こんな目で見られると断れない。

『__わ、わかった。でも、莉緒くんが___』

私は莉緒くんに目をやると、

「別にいい。」

そっけない返事だけど嬉しい。

それより体調大丈夫なのかな?

顔が赤くて、さっきより具合が悪そう。

莉緒くんはなかなか人に言わないからわからない。

< 17 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop