禁断の恋~ただ愛されたかった~
それに、自分が絶対に居たいときとか、したいことがある時はなおさら言わない。

今は、遥くんと優君と居たいのかな?

莉緒くんは友達思い。絶対に困ってたら助けてあげる。見捨てたり絶対にしない。

現に私が莉緒くんに守られていたんだから。

それからの時間は少し楽しかった。

莉緒くんといられて、遊んでしゃべって今日はいい一日なのかな?

うふふ。思わず顔がにやける。

「じゃあ、僕たち帰るねー♪また、くるー!りーちゃんまた今度も遊ぼーね♪」

『うん。そうだね』

そして、遥くんと優君が帰っていた。

その瞬間、ガタンッ!

莉緒くんが倒れた。

『莉緒くん?大丈夫?うわっすごい熱。』

私は莉緒くんを私の部屋に連れ込んで寝かせた。

薬も飲んだし早くなおるといいな。

莉緒くんが起きたら起こられるかな?

なんでお前の部屋にいるんだって。

「うぅっ。___りっあ!ごめん、ご__めん。」

莉緒くんがうなされている。

私に謝ってる?なんで?

でも、私絶対莉緒くんに謝られたら許しちゃうな。

莉緒くん寝顔可愛い

『王子様。好きだよ。安静にしててね。』

チュッ。私は莉緒くんのおでこにキスを落とす。

部屋から出ていこうとすると莉緒くんに手をつかまれた。

熱のせいで莉緒くんがおかしくなってる。

私に謝ったり、手をつかんだり、何を抱えているの?

貴方の思っていること全部知りたいの。

『どうしたの?』

「___な。いくな。側にいろ___。」

え?莉緒くんからそんな言葉が出てくるなんて思わなかった。

そんな目で私を見ないでよ。

そんなこと言われたら逆らえないの知ってるでしょ?

いつも冷たくて、私なんて大嫌いなはずなのに。

だけど、貴方が大好きだから、

『側にいるよ。ずっと。』

莉緒くんは私に笑いかけて、そのまま眠ってしまった。

ドキンドキンドキン___。

反則だよ。いきなり笑顔見せるなんて。




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