禁断の恋~ただ愛されたかった~
これは私の毎日の日課。

必ず朝は莉緒くんの朝ごはんを作る。

これだけは莉緒くんはちゃんと食べてくれるから。

早く帰らなきゃ。そう思うと体は走り出していた。

体中が痛い。でも早く莉緒くんに会いたい。

早く帰らなきゃ。早く。

5分ぐらいで家についた。あそこからはそこまで遠くないらしい。

家の中に入るともう莉緒くんは起きていた。

『お、はようハァハァ_。』

走って帰ってきたせいか息がしにくい。

それにおはようなんて久々に言った気がする。

しばらくは莉緒くんとは気まずかったから。

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