禁断の恋~ただ愛されたかった~
『ごめんなさい。ぼっーとしてしてまって。』

私はすかさず謝る。

「あのこのこと気になるの?」

和真さんに図星をつかれ、もっと顔を下に下げる。

『_______。』

「莉愛ちゃん今日は用事があるからもう帰ろうか。」

そして、席を立つ和真さん。

ここに来てまだ1時間もたっていない。

それなのに帰ろうと言うのは和真さんなりの優しさだろうか?

『____はい。』

私も席を立ち一緒にお店を出る。

莉緒くんの方をもう一回見ると、女と楽しく喋っていた。

こっちを見てくれるはずなんてないよね__。

私は重たい気持ちで店を出た。
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