禁断の恋~ただ愛されたかった~
お昼になり一人で屋上でご飯を食べていると。

ガチャ。

「__莉愛。」

久しぶりにしゃべる優くんがいた。

たまに電話をかけてくれていたけど私が気まずくてずっと電話を無視していて

学校でも私が優くんを避けていた。

『__優くん。久しぶりだね。』

「そうだな。元気にしてるか?」

やっぱり優くんはやさしい。

何も聞かない。私から話してくれるのを待っていてくれる。

ちゃんと話さなきゃ。

『うん。あのね優くんに話があるの。』

それから、和馬のことや莉緒くんのことあの二人のことすべて話した。

『私、今すごく幸せなの。』

「そっか。よかったな。でも何かあったらいつでも相談しろよ?俺達友達なんだから!」

優くんはどこまでも優しい人。

優くんが友達でよかった。

優くんがいなかったら今の私はなかった。

感謝しても感謝しきれないくらい。

『ありがとう。』

そして優くんと午後の授業をサボってずっと話していた。

久々に話す優くんとの話はとても面白かった。


< 89 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop