禁断の恋~ただ愛されたかった~
3時間目が終わった頃莉緒くんがやっときた。

莉緒くんは私のななめまえ。

嬉しいけど、どこか複雑な気持ち。

莉緒くんは来てまだ1分もたってないのに、もう回りには人だらけ。

男も女も皆莉緒くんの虜。

そして、_____私も。

しばらく、莉緒くんを見つめていると莉緒くんと目があった。

けどすぐにそらされてしまったけれど。

それでも、嬉しかった。

莉緒くんが少しでも私を見てくれて。

些細なことでも嬉しかった。

私いま、すごく幸せ。

幸せなんて言いすぎかもしれないけれど、どんどん顔がにやけていく。

私いますごく気持ち悪い顔してるだろうな。

また、帰って言われるかもしれない。

「こっちみんな」って言われるかもしれない。

でもね、貴方を見るたび私バカになってゆくの。

いつもバカみたいに莉緒くんのことしか頭になくて、悲しくなったり嬉しくなったり自分が自分でなくなるの。

やっぱし貴方を諦めることは絶対に無理そう。

こんなにも好きなのに。できるわけない。






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