恋する子供の世界革命
どこかで聞いたことあるような…
「ほら、あの子!」
斎藤さんが一番廊下側の一番後ろの席を指さした。
ちなみに私の席は一番窓側の真ん中あたりだから、かなり離れた席になる。
指差された席には、腰まであるんじゃないかと思うストレートの艶のいい黒髪の美少女がいた。
「きれいなこ…」
思わずそうつぶやくと、早月さんも斎藤さんも激しく頭を上下に振った
「でしょ?花宮さん、お父さんが有名な財閥の人らしくてね、花宮さんはそこの一人娘でお嬢様なんだって。少し話しかけづらいよね…」