恋する子供の世界革命

「本人の希望でふつーの中学に入ったらしいけど。前花宮さんと同クラだった人に聞いたら、すっごい冷たいらしくてさー、友達いなかったんだって」



斎藤さんは少し棘のある笑い方をした


人を見下すような、私の一番嫌いな笑い方。



「お嬢様だからってプライド高いんだろうねぇ。感じ悪そうだから仲良くしようとは思わないけど」



早月さんもクスクスとどこか陰湿な笑い方をする。



「そうだね。花宮さんが話しかけてこないんなら話す必要はないかも」



私は少し長めに言葉をいう。
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