恐怖メール
  華夏は、周りを見渡してから近くの公園のベンチに座った。

私は華夏からは死角で見えないようなところに身を潜める。




  「……で。……で!? 」


何か華夏がつぶやいている。

もう少し近づいてみる。華夏が、涙をこぼしていた。






    「どうして……。私……一人に……なっちゃう」


さっきより鮮明に聞こえてきた華夏の声は、何かに疑問を促しているようだった。


  もう少し近づいてみた。
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