恐怖メール
 私には、チラっと見えました。元から霊感が強かったから見えたのかもしれないですが。


はーの後ろで、はーの背中を押している‘あの人’を。




   「こらっ! 江藤さん!やめなさいっ」

そんな先生の言葉もよそに、はーは飛び降りてしまいました。

正式には――押された、とでも言うのでしょうか。





  警官が、はーが落ちた付近に集まっています。








もし、あの人がやったとするなら――







  私は、あの人を許せません。







例え、実の兄だったとしても――
< 55 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop