片思い上等じゃん♡〜I love you you love me?〜

『なんですか??』

そう言うと先輩は申し訳なさそうな顔をして

「朝もちゃんと謝れなくてごめん。
てか、ぶつかりすぎてごめん。」

『大丈夫です。
てか、私こそごめんなさい。』

まだ、鼻がジンジンする。

「鼻打った?真っ赤だけど。
てか、涙目になるほど痛かった?!
ごめん!」


そー言って顔を近づけてきた。
そして、私の涙をぬぐった。


でも、なぜか涙はどんどん出てきた。

『なんで?』

「え?」

『なんで、そんなことするの?!
私の事なんとも思ってないくせに私だけ好きで馬鹿みたいだよね!

でも、そんなことされると期待するんだよ!
期待して、後で辛くなるんだよ!
だから、期待するようなことしないでよ…』


先輩はびっくりした様子だった。
やっちゃったな。

『ごめんなさい。
じゃあ、失礼します。』


そして、今度は本当に家に帰った。
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