四季物語～甘く切ない四人の高校生～

「あ、あの喧嘩は良くないです」
睨み合う両者はこちらを向く
「お前この間の」
本堂は驚いたように言う
「何アンタまで関係ないじゃんうざいんだけど」
その言葉が心に刺さる。
思わず言ってしまったのだ
あの状況が耐えられなくて
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「ちょっと、秋乃を困らせないでよ」
千代が反論する
「そうね、彼女は正論を言ったわ」
つばめも言う
「よってたかって俺いじめてるの？こういう考え方できないなんて馬鹿じゃん」
１年生はため息をつく
ついに耐えきれなくなったのか本堂が彼を殴ろうとしたとき
「やめなさい」
その声と共に本堂の拳を受け止める神守
１年生は殴られずに済んだ。
「騒がしいと思えばこの状況はなんですか？本堂部長説明してくださる？」
眉を上げ、やや挑発的にも感じる。
「それを夏未に話す義務があるのかよ」
睨み言う
そうすると神守が補足をつけた
「会長はそれを聞いて処分を決める、拒否権はねぇ」
拳を本堂は戻す
「この白髪野郎が俺たちを侮辱し軽率なことをしただけだ。」
思いっきり指を指す
「あなたは？」
「サッカー部に入ろうと思ったけどあまりにもサッカー技術や先輩の指導が悪く、それに対しアドバイスをしただけです」
彼は冷静に言う。
「どうやら時間がかかりそうですね、今日のサッカー部の活動は中止をします、明日以降に処遇を通達します。」
と判断した。
「お前ら生徒会室に来いよ」
と神守は言い残した