四季物語~甘く切ない四人の高校生~
午後8時に二人は帰ることにした。
「じゃあ気をつけて」
それは体を壊すなと言う意味だった。
「あんたもな」
と言って校門前の十字路で別れた。
夜の外套がチラチラと点滅している。
人通りの少ない道だ。
いつだってこの道を通ると嫌なことを考えてしまう。
三強とか御三家とかそういう風に呼ばれまとめられるのは嫌いだ。神守春仁はそう思っている、少なくとも本堂冬樹もそう思っているはずだ。
おそらく俺らは、仲がよくない。
俺が思うことと常に食い違うからだ。
まだ互いに嫌いとわかっているぶんいいのだ。
気遣う必要性もない。
正直言って、生徒会長の由布院夏未が何を考えてるかわからない。
俺たちと一緒にまとめられるのはどうでもいいのかと思うほど、無関心だからだ。
それが苛立ちなのだ
「クソ」
心のモヤモヤがうちにたまりでた言葉だった。
「じゃあ気をつけて」
それは体を壊すなと言う意味だった。
「あんたもな」
と言って校門前の十字路で別れた。
夜の外套がチラチラと点滅している。
人通りの少ない道だ。
いつだってこの道を通ると嫌なことを考えてしまう。
三強とか御三家とかそういう風に呼ばれまとめられるのは嫌いだ。神守春仁はそう思っている、少なくとも本堂冬樹もそう思っているはずだ。
おそらく俺らは、仲がよくない。
俺が思うことと常に食い違うからだ。
まだ互いに嫌いとわかっているぶんいいのだ。
気遣う必要性もない。
正直言って、生徒会長の由布院夏未が何を考えてるかわからない。
俺たちと一緒にまとめられるのはどうでもいいのかと思うほど、無関心だからだ。
それが苛立ちなのだ
「クソ」
心のモヤモヤがうちにたまりでた言葉だった。