【死選】
地元の駅前で待ち合わせをした
彼女は私より早く来ていた


私も早く来たつもりであったが、彼女はこのデートを楽しみにしていたのであろう
私達は、予定より一本早めの電車に乗った


彼女は真っ黒に日焼けした顔いっぱいに笑顔を見せていた
本当に楽しいようであった


電車の中では、話しが絶える事がなく
特にサッカーの話題で弾んだ


都内までは、時間があるため、いろいろな話しをした


将来の夢、やりたい事
そして悩みまで
私達は、今まで避けていた事柄にまで話した


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