路地裏物語屋

俺は、パズルが好きだ。
パズルのピースを正しく当てはめていくと、美しい絵に、写真になる所に心を奪われた。


クラスでは正直、浮いていた。
休み時間にパズルのピースを見つめる俺は、
他の人が見れば気持ち悪いものだったのだろう


それでも、かまわないと思った。
俺は、それほどパズルを愛していた。



ある時、クラスに転校生が来た。


俺は、その子の目の色を見て息を飲んだ。


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